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2009年5月29日
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多季史
なかなか製作日記が書けないでおりましたが 多季史のご依頼、長い間お待たせしてしまったお詫びの思いも込めて、しっかりお伝えしていきたいと思います。 ご依頼者さまのお時間のある時に見て下されば嬉しいです。(^^
さて・・・
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何が何だか分からない画像から失礼致します。 袴を製作中です。 2枚仕立てで縫い上げていくと、重なり合うときに鏡のように向き合わせて中とじをしなければなりません。 2枚が綺麗に重なり合うことで和の雰囲気が滲み出る気がします。
しかし、ぴったりと形になるまで 頭の中で右と左、後ろと前、裏と表、すべてがこんがらがって訳がわからなくなってしまうのです。 画像のような状態がまさに最中です。 ただの布切れのようですが、しっかりと袴になっているのです。 時々、スーツの裏地がひねくれて袖が出ない状態になっている物に 出会うとこの状態を想像しちゃうので怒れません。 縫製歴は長いですが頭がこんがらがるのは私だけでしょか・・・?
そんなこんなでも、裏返して綺麗に合わさっていると すごーく嬉しいものです。
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ひっくりかえせば、袴の形になりました! 足もしっかり入ります。 ここまで来るとひと安心で、あとは帯部分と裾を縫って行きます。
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ウエスト部分は、袴と同じように初めに後ろ部分でウエストを固定します。 後ろには体にフィットするようにゴムを使用しました。
後ろ部分を着用した後、前部分を着用します。 前は後ろにかぶせる様にそのまま紐を後ろから前にして結んで下さい。 紐が余りすぎる場合はさらに後ろへ回してかさばらない様に 小さく結んでも良いと思います。
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裾は、ゴムとサイドベンツで雰囲気を出します。 ボタンで足首のサイズ調整が出来るように致しましたので 履く靴?下駄?草履?などなど、着心地に合わせてみて下さい。
そして、これが袴の出来上がりになります。 しっかりと袋縫いしていますので透け感もなく重みのあるものに仕上がりました。
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