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2018年8月21日
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ファンタジードリームタイム
トップが形になりましたので、やっとスカートの段取りが具体的に考えられるようになりました。
とりあえず、一番難関だと思っていたオーバースカートのジグザグにフリルを付けるところを頑張ってみました。
皆さん、自作された方々が同様に感じる部分だと思います。 ジグザグにカットされたところへ、あのうねる様なフリルです。 相当伸び縮みする生地をベロベロ状態にしないと無理な感じです。 あの距離が一周でなければば、良く表現するテクニックなのですが 頭でパターンを作っても実際生地で縫うとなると私レベルの縫い子では楽勝とは言えませんでした。 ギャザーやタックを入れてフリル感を出してしまおうかと何度か思いましたが、 こちらの作者さまが描く衣装たちは考えれば考えるほど色んな事を教えて下さるような理にかなったデザインを描かれるものですから つい、私も知恵の輪を楽しむように毎回のめり込んでしまっております。
なので、このイラストを頂いた時に一番恐怖に感じた個所ではあったのですが・・・ いやはや思った通りとても難しくて何度もやり直ししながら なんとか形にしました。完ぺきとは言えませんが自分なりに納得できるところまで来たので、ひとまずはこれで進みます。 一応イラスト通り、ジグザグからすんなりフリル感みたいな感じはでたと思います。 裾の金ラインは後からバランスと合わせてのせますね。 金のラインを入れればもう少しフリル感が増してくれると思うのですが…
言葉よりも画像の方が分かりやすいですね。(^^;
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ストライプの金を張り付けてジグザグカットの生地を作る。 ここまではジェットコースターで言うと坂を上って行く時のような期待と不安で着実にこれからの事を想像しながら不安になる気持ちですね。 無難にこなしていよいよです。
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画像でお見せしても何の事はないので、申し訳ないのですが・・・ 私の様な縫い子さんなら同じ気持ちになってくれるかと・・・スミマセン。もしかして簡単に出来るコツがあったりするなら伝授してもらいたーいです。 ひとつの難関が通過した喜びとして記録しないとッて感じでお許しください。
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オーバースカート、ふわっとした感じに仕上がりましたでしょ。(^^
頭で描いた型紙を立体的な形にしながら 試していける段階になり 本当に楽しくなって来た感じです。 さて、金ラインは後回しにするのでアンダースカート部分に入っていきたいと思います。
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このアンダースカート部分も凄く悩んでいた部分です。 ここは技術的なものではなく、どう綺麗に広がったスカート感が出せるかという事です。 生地を厚くすれば重さで垂れ下がりますし、芯を張っても柔らかければへにょっとなってしまいます。 一瞬の撮影ならばともかく衣装として着こなして頂くとなるとシャキッとしてもらわないと困る部分ですよね。 ここも、お風呂に浸かる度に考えていた部分なんです。 試作を幾つかしてこれで、進めようと思っている方法が以下です。
本来なら芯をはれば裏地でカバーをするものですが、2枚仕立てでは生地の重さが重なって折れた感じが否めないですし、 この上に更なる金のスカートが重なりますことを思うと 1枚でさらにしっかりしたもの。 私が思いついたのは帽子やバックなどに張るちょっと値の張る芯です。表地の2倍くらいするものを、小物ではなくお洋服の裏に張るなんて贅沢ではありますが、イラストのイメージを再現できるならと思い、とりあえず、1枚だけで試してみました。
ストライプをのせるので芯を張っても剥がれる心配がありませんし、 ゲームキャラのイラストを見ると裏側にもストライプが覗いてみえるので 裏側も見栄え上、少々細くした方が表が綺麗なのでそこは妥協して 仕上げてみました。
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オーバースカートと合わせてみます。 私の勝手なセンスですが、 バックサテンの生地を使ったので裏と表の両方を生かしたいと思います。 同色表現で光沢があったりなかったり、これも手作り衣装ならではの個性的な表現として見て頂ければ嬉しいです。
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これが裏から見た雰囲気です。
私の全体像では、金の部分だけ光沢感やラメ感を出して、ピンクの部分はつや消しを生かしながら一部だけ光沢を使うみたいな感じで組み合わせて行こうと思っています。
ご報告でした。
さいほう箱 あん
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後ろ、アップしていませんでしたので ・・・ 完成に近づくと、りぼんや羽が付いて見なくなってしまいますのでこの段階でお見せしてもよろしいかと・・・
トップとスカートのセパレートで製作しますので着用は簡単ですが、 りぼんや羽などの装飾が付いてくると賑やかになりますね。 ご依頼者さまのご希望通り、スナップで取り外しが出来るように 考えておりますので、装飾を施しても安定感のあるようなお仕立て方法を心がけます。なので後ろはすっきりオープンファスナーで処理しました。 本来のデザインだとスカラの部分が少し重なっているのだと思うのですがそこは、見える部分のデザインを重視するのと装飾の安定感を優先させたいのであえて、すっきりさせました。ご了承ください。
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