2006年7月31日

オスカル　ボタン秘話 ボタン秘話 衝動買いとうと、ちょっと聞こえが悪いのですが 私は時々、どうしてもほしくなってしまうものに出会います。 洋服であったり、バックであったり、かんざしであったりと様々ですが それが、他の人には理解できないほんの些細なボタンひとつにも出会いがあったりするのです。 最近では生地から付属に目線も少し変わってきておりますが・・・ 使う目的や予定すらない物でも、それがほしくてほしくてたまらないのです。 たまたま、目に留まったお店にあったり、旅行中にふらりと立ち寄ったお店で見つけたりします。 もちろん、お財布の中味と相談しなければならないのですが 迷って迷って行ったり来たり、考えながら清水の舞台より飛び降りる事もしばし・・・・。 周りの人からは、口をそろえて”やめなよー！”と言われるようですが私には聞こえてないみたい。 昔、昔、浅草のサンバカーニバルへ行った時に浅草サンバと書いてあるＴシャツを買って 皆に笑われた覚えがあります。 今でも仲間内の笑い話に出てきますが、本人は至ってまじめなのに・・・。 今も尚、お部屋の片隅や引き出しの中に色々な思い出が隠れています。 さてさて、こんな私事を書いてしまったのも、今回オスカルで使用したフロントボタンが そんな私に出逢って引き寄せられたアンティークボタンだからなのです。 一目見て、ほしかったボタンです。 何度もこのボタンを使ってみたいと思って試みましたが、良いものだけに重みもあり なかなか使って満足出来る場面がありませんでした。 今回のオスカルにぴったりのこのボタンのデビューに、あんは大興奮していて・・・ そんな想いを密かに語らせて頂きました。 日々、色々なご依頼を頂くのですが 全ての材料が簡単に手に入る訳ではなく、最近はとくにオリジナルな付属品が少ないので 私の衝動癖に助けられているところもあります。 ご依頼を頂いた時、私の宝箱に何があるかいつも覗いてみる習慣がついてしまいました。 ほしくて手に入れた物ですが製作したいと思う物の一部となることが最近では非常に嬉しいのです。 新品であってもその物を壊してその一部分だけを使うこともありますが そこから生まれた作品にも愛着を感じ一層やりがいを感じています。 お気に入りのボタンとさよならですが着て頂ける方のところでさらに輝いてくれると思います。

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